保活の悩み、これで解決!保育園選びのポイントとスケジュールを元保育士が教えます!

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こんにちは。Omochimamekoです。

さて今回は、保活、いわゆる“保育園に入園するための活動”について書きたいと思います。

現在待機児童の問題が大きく取り上げられていますよね。私も当時保育士だったのですが、我が子は待機児童となり育児休暇を延長しました。

そして何より、子育てをしながらの保活ってなかなか気力も体力も必要になってきます。“情報収集に時間が掛かる”、“保育園選びのポイントは難しい”、“復帰しなきゃと思いつつ我が子と離れるのはつらい”、“区役所・保育園に何度も足を運ばなきゃいけないのかな?”等々……。すごく気持ちがわかります!

ハードルが高そうなこの保活、“どんな段取りで進めていけば良いのか”、“何がポイントとなってくるのか”など、ここで紹介します!ささっと解決しちゃいましょう!

保活する前に知っておこう!認可保育園と認可外保育園って何が違うの?

保活 悩み

保育園の種類には、『認可保育園』と『認可外保育園』の2種類があります。一体どんな違いがあるのでしょう?

認可保育園

都道府県が運営を認めた保育園。一定の基準を満たし、保育運営を行なっている。

種類としては、『公立保育所』『私立保育園』『認定こども園』『地域型保育園』等がある。

市町村を挟み、『保育の必要性の認定』を受け、『保育の利用』を申し込んで契約する。

保育料は0~2歳児のみの支払いで、保護者の世帯所得を基に計算される所得割課税額に応じて決まる。

 (ただし、0~2歳児でも住民非課税世帯は保育料無料、3歳児~5歳児の保育料は全員無料。食材料費や通園バス費用、保護者会費等は別途発生。第3子以降は副食費免除。年収360万円未満相当世帯は副食費免除)

第1子を保育所などに預けている場合、最年長の子を第1子としてカウントし、第2子以降の0歳児~2歳児の保育料は安くなります。第2子で半額、第3子以降は無料となる。

※2022年,12月現在の情報です。改正の場合その都度更新していきますが、参考程度に留め、ご自身でも国や市町村のHPなどをご確認ください。

 

認可外保育園

都道府県の認可を受けていない保育園。

・『認可外保育園』『託児所』『企業主導型保育園』『ファミリーサポート事業』などがある。

『保育時間を長く対応する』などの様々なサービスを提供している園も多い。

直接園に申し込み、契約を結ぶ。

保育料は園が設定した保育料となる。(ただし、お住いの市町村に申請し、『保育の必要性の認定』を受けることで、0歳児~2歳児までの住民税非課税世帯は月額4.2万円まで無料。3歳児~5歳児までの住民非課税世帯は月額3.7万円まで無料)

企業主導型保育園は、必要書類を提出し認定されることで、認可同程度の扱い(年齢別に保育料の水準があるので、認可保育園と同程度。3歳児~5歳児は無料。0~2歳児は住民税非課税世帯は無料)となる。

※2022年12月現在の情報です。改正の場合その都度更新していきますが、参考程度に留め、ご自身でも国や市町村のHPなどをご確認ください。

保活を始めるタイミングとは?いつから動き出せばいいの?

まだまだ先……と思っていたらあれよあれよと保育園入園申し込み締め切りが迫ってきてピンチ!!とならない為に、情報収集を含めれば早ければ早い方が良いです。

しかし、先ほども書いたように体力も気力も使いますので、保育園入園1年前くらいから動き出しても遅くはないかと思います。

おすすめはしないですが、私なんて半年前くらいからでしたし、合間に引っ越しもあって保活やり直しになりました~(笑)

4月から保育園入園を希望されている方は、8月くらいには保育園見学の申し込みを検討し方がよいかもしれませんね!

保活って一体何から始めればいいの?保活の進め方を徹底解説しちゃいます!

忙しい育児中。二度手間は避けたいし、効率よくいきたいですね。

順を追って説明していきます!

1.市町村のHPを閲覧する。

丁寧に事細かく書いてある市町村が多いと思います。

市町村によっては、認可保育園に関して手続きの流れだけでなく、空き情報を掲載しているところもあります。

また、必要書類を自宅でダウンロードできるシステムを導入しているところが多いかと思います。まずは見てみましょう!

2.市町村に電話してみる。(必要な方のみ)

各市町村のHPを読んでみて、自分なりの解釈で間違っていないかどうか不安な時や、認可保育園であれば「4月入園以外で入園希望の場合、何か月前から申し込みしていいのか?」などの疑問があった時など、電話して聞いてみるのも一つの手です。

直接会って聞きたい方や、書類提出で出向く際に聞いても良い方は、電話する必要はありません。

3.見学したい保育園を選ぶ。

たくさんの保育園があり、どこがいいのか目移りしてしまう人も多いかと思います。

『職場から近い方がいいのか、自宅から近い方が良いのか』『通う方法(車、徒歩、公共交通機関)は何か、無理はないか』『基本的な自分のニーズと合っているか』をまず検討してみましょう。

園によってはHPを開設しているところも多いので、おおよその情報は確認することができます。

ニーズの一致に関しては、実際見学しないとわからないこともあると思います。

「絶対ここの保育園がいい!」というわけでなければ、何園か見てみることをおすすめします。

私は保活中現役の保育士だったので園の取り組みなど情報交換もそこそこしていました。

しかし実際行ってみたら「園によってこんなに違うのか!」というのが正直な感想でした。認可保育園の申し込みでは、複数園の希望を出すことができることが多いです(市町村によって最大の数は異なるので注意)。

保育園選びのポイントについては、下の項目に詳しく書きますが、保育園見学は実際の様子が見られるので行った方がよいでしょう。

4.見学したい園に予約を取る。

電話連絡や園のHPなどから予約できるところが多いです。私は直接園に電話しました。正直、電話対応も様々です。印象って電話からも伝わりますよね。

保育時間内であれば電話はつながりますが、13時頃から14時半くらいだと午睡中比較的落ち着いている時間帯なので、担当者につながりやすいと思います。また、朝早くや夕方遅くだと担当者が不在の場合があるので注意が必要です。

保育園では園の行事などがあるため、必ず行きたい日時に見学できるとは限りません。スケジュールに余裕を持って予約をしましょう。

まず園側から都合の良い日を聞かれる場合がほとんどなので、自身でも候補日をいくつか決めてから問い合わせるとスムーズです。

土曜日は基本的に見学を行なわないという園もあるので注意です。

私の場合、見学に伺った園の時間帯は日中が多かったように思います。子ども達の活動している様子や先生の接し方などがよくわかり、いい時間帯だなと思いました。

施設規模にもよるとは思いますが、長くて30分程度のところが多かったのですが、気になるようでしたら予約を取る際に聞いてみるといいと思います。

5.保育園見学をする。

スリッパ、メモ帳とペンはあった方が良いでしょう。園のしおりがあれば、もらっておくといいです。後から振り返るのに役立ちますし、一緒に見学に行けない家族に相談する時の参考にもなります。

保育園は集団生活の場です。お子さんやご自身の体調が悪い時にはキャンセルし、再度日程を組みましょう。

6.実際に入りたい保育園を検討する。

見学した保育園の希望順を検討します。“実際見学してみてどうだったか?”“何を重視するか?”が大事になってきます。

認可保育園では、第1希望から第7希望までなどの記入する欄があります(市町村によって数は異なります)。すべて埋める必要はありませんが、書いただけ確率は上がる可能性もあると思います。ですが、実際通うことをイメージし、どの園になっても気持ちよく通えることを前提に記入したほうが良さそうです。

7、保育利用認定を申請する。

認可保育園の場合、お住まいの市町村より利用のための認定を受ける必要があります。『保育を必要とする事由』に該当するかどうか、『保育の必要量(事由が就労の場合は就労時間に準ずる)』はどれくらいかで保育利用認定の区分が異なります。市町村が認定を認めた場合、認定証が交付されます。

市町村に直接申し込みをします。以下の8,に記載の保育園の利用申し込みと同時に行うことができます。

8.保育園の申し込みをする。

認可保育園はお住まいの市町村に申請します。必要書類を用意し、不備のないように記入しましょう。窓口でいくつか質疑応答などを行なう場合があります。

同時に7,に記載した認定申請も同時に行うことができます。

認可外保育園は直接園に申し込みをします。各保育園の方法を確認し、申し込みましょう。

通わせてから後悔したくない!保育園選びのポイントは?

保活 ポイント

ここが一番重要ですよね。保育園は大切な我が子が起きている時間は家庭よりも長く過ごす場所ですものね。どこを重要視するかは人それぞれだとは思いますが、せっかくの保育園見学。こんなところを見てくるといいというものを紹介したいと思います。

保育園見学とは直接関係ないですが、保育園の場所が家から近い方が良いのか、職場から近い方がいいのかは大事です。また、誰が送迎することになるのかは事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

手段は車なのか、徒歩なのか、自転車なのか、公共交通機関なのかなども事前に検討し、通園・通勤可能かどうか確認してみてくださいね!

ではさっそく保育園見学で重視するポイントを一挙大公開しちゃいます!

保育園見学者に対する保育士さんの対応

保育士さんも人間なので、緊張したりします。完璧を求められてしまうと大変ですが、やはり基本的に挨拶ができるかどうか、話し方や態度など、最低限のマナーができているかは見ておいてよさそうです。

また、見学担当の先生以外でも会ったら挨拶してくれるかどうか、何かあったら声を掛けてくれたり対応してくれるかどうか、もあります。

挨拶や声掛けが自然と出てくる保育園は、園の方針が保育士にもしっかり指導が行き届いて身についている園だと思います。

見学担当ではないけれど、自然と自分事のようにしてくれる姿勢は、情報共有や連携がしっかりできていることが多いです。

保育活動中の子どもの表情

お子さん達は良い表情で活動を楽しんでいるでしょうか?得意不得意、機嫌などはあるので全員が、というのは難しいでしょう。しかし、活き活きとした表情で取り組んでいる様子が伝わってくれば、子ども達が安心して楽しく過ごす環境を提供してくれているのだと思います。

反対に、保育士の顔色を窺っているような雰囲気がクラス全体から伝わってくる園は要注意です。

先生との信頼関係も築けていることも保育園見学から伝わってきますね!

子ども達に対する保育士の声の掛け方や接し方

初対面なのですべてそこだけで判断することはできませんが、先生達の声掛けを聞いて“我が子にこんなふうに声かけられたらどうかな?”をイメージしながら見てくると良いかと思います。

子どもが困っている時の保育士の声の掛け方や、そのような子どもに保育士は気付いているだろうかというところも見てくると安心です。

保育士同士の連携

保育士同士の声掛けや情報共有はあるかどうか、配置はどうか、目は行き届いていそうか?なども見られたら安心ですよね!

しかし、いくら声掛けとはいっても、保育士同士のおしゃべりに夢中になっているのはNGです。

また、保育士同士が必要以上に同じ場所に固まっている時間が長いのは子どもに何かあった時にすぐに駆け付けられない職員の配置に不安があるので注意です。

保育施設や遊具の安全管理や衛生管理

建物の新しい古いはそれぞれですが、その中で衛生面や安全面に気を遣われているかは見ておいた方が良いと思います。

トイレや水道の水回りや、おもちゃなどが清潔か、置き場所や環境は安全かなどは特に見ておくといいですね。

保育室以外の遊び場

案内されるかとは思いますが、ホールや園庭の広さや遊具なども見ておくといいかと思います。また、トイレもどんな様式なのかをみておくと良いです。

その他にもテラスがあったり、屋上に広場やプールがあったり、絵本コーナーがあったりする園もあります。園選びの参考にしてみたらいかがでしょうか。

保育園見学の時点で質問しておくと安心なこと

「何か聞きたいことはありますか?」と言われてもすぐには出てこない時がありますよね。すべて聞く必要はありませんが、園によって特徴が異なりやすいものを載せておきますね!

オムツの処理について

オムツの処理は園側で処分するところも増えていますが、中には設備がなく持ち帰りのところもあります。園選びに大きく左右されることは少ないかもしれませんが、入ってから知るよりはいいのかもしれません。

オムツの使用も、紙オムツOKのところ、布オムツOKのところ、最近では『オムツなし保育』という園もあります。ここも確認しておくといいですよ!

保育園給食の内容について

給食の実物掲示をしているところもあるので、見せてもらうといいかもしれません。離乳食にもどのように対応しているのかも、確認できると安心ですね!

認可保育園では、3歳児~5歳児は保育料無料ですが、食材量費は別途支払いです。園ごとで決められるので、どのくらいかかるのかを聞いてみてもいいかもしれません。

認可外保育園に関しては、どのようなシステムになるのかそれぞれの園で確認してみてくださいね!

時に、給食以外に「お弁当持参の日」を設ける園もあります。

保育園の園内行事について

行事の種類や数は保育園によって大きく異なります。行事を多く経験させたいという保育園もあれば、普段の保育を重んじて行事は少なめという保育園もあります。

保護者が参加するものもあれば、保育士と子どものみで楽しむ行事もあり様々です。基本的に土日開催のところもあれば、平日開催のところもあります。

「○○教室」等の外部コーチによる取り組み

園内行事とも重なってきますが、「体操教室」「おはなし会」などのように、外部のコーチや先生を定期的に呼ぶもあります。スポーツや音楽、英語、読み聞かせなど、多様です。

日常保育だけでなく、さまざまな取り組みをしている保育園が良いという人は聞いておくと後から保育園選びの比較に役立ちますよ!

保育料以外に納めるお金について

・先ほども書きましたが、認可保育園の場合、3歳児~5歳児は保育料無料ですが、食材料費は別途納めることとなります。(認可外保育園はそれぞれシステムが異なります。各園にお問い合わせください。)

オムツを処理してくれる園では袋代や処理費などを収める場合があります。

保護者会として会費を集める園もあります。

送迎バスなどがある園は送迎費を集める園もあります。

 

保育園駐車場の利用について

車で送迎を考えている方は、駐車場の有無や、何台停められるかなども確認しておくといいと思います。

朝の登園ラッシュにぶつかると、なかなか停められないこともあります。いざという時のために、近隣のパーキングなどもご自身で探しておくと安心かもしれませんね。

 

まとめ:保活は保育園選びのポイントを押さえながら取り組んでいくことでスムーズに進められる!

小さな我が子を預ける場所、悩んだり慎重になりますよね。また、待機児童になったらどうしようとか、職場復帰を考えると、焦りや葛藤もあるかと思います。天秤にかけられない思いもありますよね。制度等をうまく利用しながら、“保活”を乗り切ってもらえたらと思います。

保活の重要ポイントはやはりスタートする時期と、保育園見学になってきます。余裕を持って取り組むことで、良い保育園に巡り会える機会が多くなっていきます。

保育園見学を通して実際の園の様子がわかるので、保育園選びがスムーズになります。

今回の記事を参考にしながら、お子さんにとってベストな環境で保育園生活を送ってもらえたらと思います。

 Omochimameko.

 

 

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