こんにちは。Omochimamekoです。
子どもの保育園に着せていく服を考えるために日々天気予報とにらめっこしていませんか?
特に季節の変わり目ってすごく考えます。
「あー!今日失敗したかも!」ってなることもあります(笑)
また、動きの発達も著しい乳幼児期には、実際どんな服が適しているのか?ということもとっても大事です!
今回は、元保育士として様々な子ども達を見てきた結果、そして、我が子で実践してきた結果などをお伝えします!
大人の寒い、暑いの感覚で子どもの服は選ばないほうがいい?!
子どもの体温が大人よりも若干高めであるということはよく耳にする思います。
でも実はそれ以外にも理由はあるんです!
乳幼児期に薄着で過ごすことはメリットだらけなんです。
子どもが薄着で過ごすメリットとは?
これが何のメリットなの?と感じた方もいらっしゃるかと思います。もっと詳しく解説していきましょう。
体温調節機能とは、“子どもが自分で体温を調整して外気温に対応する力“のことを指します。
この機能が乳幼児期に育っていないと、自分で体温調節する力が付かなくなっちゃうんです。
寒いから厚着にしたい気持ちもわかります!(私も我が子が1.2歳の時はついついやっちゃってたんですよ~)
外遊び中心とかじゃなければそこまでガッツリ着させなくても大丈夫。保育園なども、暖房を適温で点けていてくれるので、特に心配はいらないと思います。
薄着からはちょっと話が逸れますが、人には汗をかいて体温を調節する機能もあります。
乳幼時期は汗腺の数を決定する時期でもあります。
汗腺が未発達だと、自分で体温調節ができなくなっちゃうんです。
例えば暑い時期に冷房で快適なのはいいのですが、度を越さないことが大事なんですね。(※汗をかき過ぎたり冷房を点けない等は熱中症につながる恐れがあります。こまめな水分補給と適度なエアコンの使用を心掛けましょう。何でも度を超すと危険です!!)
体を動かしやすくするという点では、厚着をし過ぎるとモコモコして動きづらくなります。
子どもは特に、動きやすさ=モチベーションと言っても過言ではありません。可動域が狭まると、成長発達が著しいこの時期に運動能力が十分に発揮できない可能性もあります。
体を動かすことって、運動能力の発達だけではなく、知能の発達にもつながっていくんですよ。
子どもの服装は大人の枚数マイナス◯枚がちょうどいい!
実際どのくらい着せたらいいのか?というところですが、目安としては『大人の着ている枚数1枚-1枚』です。
大人が3枚着ていたら、お子さんは2枚ということになります。大人が薄いロンT着ている頃には、日中の時間子どもは半袖着て遊んでいますからね(笑)
大人の寒暖感覚で服を選ぶと、お子さんにとっては適していない可能性もあります。
ただし、これはあくまで目安ですので、お子さんの様子をしっかり捉えながら衣服の調節を行なっていってくださいね!
子どもの保育園の洋服はどんなタイミングに衣替えをすればいい?
保育園のロッカーも、衣替えしないといけないですもんね。
とはいえ、預けている時間は長い!季節によってはその中での気温の変動が大きい……なんてこともありますよね。
先ほど「天気予報とにらめっこしてる~」なんて話をしましたが、どんな点に注目しているかというと……
- 天気(変動も込み)
- 最高気温
- 日中から夕方までの気温
- 風の強さ
です!
天気予報のチェック
天気予報をチェックするときには1時間ごとの天気予報がオススメです。
というのは、子どもの送迎時間、天気が良ければお外遊びの時間帯がどんな環境かわかるからです。
最高気温はだいたいお昼寝の時間かな?と思うので、パジャマの用意にも活かせたりします。
風の強さのチェック
風の強さは保育園では年齢がちょっとずつ上がってくるとそこそこの風でもへっちゃらで遊んでいることが多いんです。
一概に気温だけでは判断しにくい『体感温度』にも対応できちゃいます!
衣替えの時期に保育園のロッカーに入れておく洋服
ロッカーの中身は20℃超えたら半袖Tシャツを1~2枚常備するようにしています。
そして薄手のロングTシャツ。念のため薄手のスウェット地も1枚入れておきます。
夏になったら持ち帰りましょう。
その時の季節に応じた洋服の着替えにプラスして、半袖入れたり長袖入れたりと、調節できるラインナップで入れています。
汗をかきやすい時期には特に、肌着を数枚入れておくといいですね!
20℃を越えるような季節になったらタンクトップの肌着を入れておくのも忘れずに。
パジャマが意外と盲点だったりして、ついつい流れで暑くなっても厚手の物を入れ続けてしまうのもよくお見掛けします。
私は我が子が暑がりなので、23℃くらいで早々に半袖と長袖両方入れていたのですが、もはや半袖しか着ていないそうです(笑)
とはいえ、思いがけないサイズアウトで全然着れなかったとガッカリすることも。
色々詰めすぎて「ロッカーきつい!」と我が子からクレームがあったり、気温に合わない服装させちゃったりと、忙しい時期はたくさん失敗もしました。
ようやくこんなところに落ち着いたわけです。
元保育士が伝授!子どもの保育園用にどんな洋服を用意したらいいの?
保育園生活に適している洋服は、お出かけ用とは区別した方が良さそうです。
では園生活にふさわしい洋服とはどんなものが合うのでしょう?
ポイントはこの2つです!
- 子どもにとって動きやすい服
- 子どもが自分で脱ぎ着しやすい服
なぜ子どもにとってこれらが大切かというと、先ほど述べたように、子ども達は体の動かし方を学んでいる最中だからです。
普段大人が当たり前に行なっている動作一つでさえ、子どもにとっては習得するのに一苦労です。
そんな中、動きにくかったらどうでしょう?十分な成長の妨げになってしまいます。そして、モチベーションの低下にもつながります。
子どもが自分で脱ぎ着する際も同じです。
赤ちゃんだからまだ早い?いいえ。決してそんなことはありません。
大人に手伝ってもらいながらも、次第に子ども自身で手や足を動かすようになります。
もうそこから始まっているんです。もちろん子どもの年齢があがってくれば、自分で袖を通したりズボンを上げたり。
大人もそうですが、『できないとわかっていることはできれば避けたい』ですよね。労力要ります。“子どもが自分でやってみたい!”気持ちになる衣服を選ぶことが大切です。
例えば、ボタンもまだ難しいうちにたくさん付いてる衣服だと、ハードルがもの凄く高いです。後ろ(背中側)のファスナーもそうですよね。
“自分でやりたい”“手伝って欲しくない”時期になっているのに、どうしてもできない。大泣きして怒っているお子さんを見かけたことがあります。
スキニーデニムのような衣服も、せっかく自分でズボンが上げられるようになったはずなのに、上がらない。トイレ後に毎回目に涙をためて困っている子どもも見かけたことがあります。
その後、その子どもがこれだけが原因とは言いませんが、身の回りのこと全般(着替え、手洗い、片付けなど)に自信のなさが出ていました。
サイズがぴったりデザインの衣服も運動遊びの時に手足が伸び切らず、「できないからやらない」となってしまった子も。
その他にも、ワンピースやスカート、フードを運動用具に引っかけてしまい、大けがに至るケースも聞きました。
靴はマジックテープタイプか、子どもが自分でベロを抑えるとスポッと履けるタイプ(ただし脱げにくい物)がおススメです。
たまにブーツカットの靴や固い素材の物がありますが、早く遊び始めたいのに遊べなかったり、自分で脱ぎ履きしにくいことが多いです。
まとめ:衣替えの第一の目的は子どものためにということを忘れずに
決して上記の衣服や靴が良くないということではないです。おしゃれですよね!かわいい我が子にも着せたい!と思うのが親です。
私も休日は着させることもあります。
でも園生活はちょっと我慢して、休日に楽しむくらいにしておいてもいいかもしれませんね!今は動きやすい、脱ぎ着しやすい衣服にもとてもかわいいデザインのものが増えていますよね!!
びっくりします。我が子の健やかな成長のために、私たち大人ができること、一緒に見つけていきましょう。
Omochimameko.
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