みなさんこんにちは。Omochimamekoです。
産休ではあまり感じていなかった育休明けの仕事復帰への不安。
実際出産して子育てが始まると、想像をはるかに超えた大変さが待っています。
それに加えて、次は仕事復帰。今でも日々慌ただしく過ごしているのに仕事も始まって、両立できるの?と不安を抱いている方は少なくありません。
今回は、私自身の体験や周囲の人から聞いた話をしていきたいと思います。
まずは健康第一!!育休中から育休明けの準備が必要
保育園や幼稚園などに通わせることが決まっている方は、少しずつ生活リズムを整えていきましょう。ゆっくりと時間をかけて育休明けスタイルへ移行していくことが大事です。
子どもの睡眠時間帯から少しずつ園生活に寄せていくといいかと思います。
ただし、まだ0歳児さんで睡眠が安定しない時期は無理をしなくても大丈夫。
保育園で個人差に合わせて睡眠のリズムも調節してくれます。
大人も無理しない程度に仕事復帰に向けて就寝・起床はどれくらいにしたら良いのかをシュミレーションしておく必要があります。
仕事復帰は育児疲れとはまた質が異なってきます。最低限の睡眠時間ではなく、余裕を持ちましょう。
夜泣き対応や持ち帰りの仕事などでなかなか気が休まらないですよね。そんな中でも家族や周囲と協力し合いながら、お子さんだけでなく自分の生活リズムも大切にし、健康に過ごしていけるようにしていきましょう。
育休明けから変わったという人多数!家事は朝派?夜派?
睡眠や生活リズムを基盤にし、家事タスクを埋めていきます。
私は最低限の家事を夜に済ませてから寝ていました。
育休中からの習慣だったので、明けてからも特にそのスタイルは変えていませんでした。寝かしつけてから眠さと疲れでボーっとする体にムチ打って、洗濯を干したり翌日の園の準備をしたりしていました。
持ち帰りの仕事をすることもありました。時短勤務をしていた頃です。
ちょうど夫の仕事の都合でどうしてもワンオペするほかなかった時期でした。
あるときふと世間話の中で子育て中の家事についての話になったんです。
そしたら同じ職場のワーママ達や知り合いは、朝派が多かったことに愕然。朝は寝ていられるだけ寝ていたい私にとってはただただ尊敬するばかり。
どんなふうに過ごしているのか聞いてみたところ、朝起きたら洗濯を回して、朝ごはん作るついでに夕ご飯も作って冷蔵庫に入れておいているとのこと。
帰ったら朝に作ったご飯食べさせてお風呂入れて寝かしつけと同時に自分も寝るんだそうです。「もう夜なんて起きてられないから(笑)」「早起き最高ですよ!」って笑顔で話していました。教えてくれた人たちも基本ワンオペなのに、前向きな感じなんです。キラキラしているというか。
私は両者を知った上でやっぱり夜派のままなのですが、寝かしつけ後の家事と仕事はやめました。
一緒に寝て、仕事は朝にやる。洗濯干しは回すまでやって、帰宅後の夫が干すようにしていました。
フルタイム勤務になってから両立なんて完全に無理でした。夫が転職してワンオペ生活から少しずつシフトチェンジしてからは、できる方が家事も育児もやるようにしています。
まさに保育士を辞めた今、働き方を変えたことで自然と家事のまわし方も変化しています。
でも、できる方が家事も育児もやるというスタンスだったので不満もとくにありません。
自分の気力・体力・精神衛生などを考慮した上で、やり方は色々だと思います。
生活スタイルも十人十色なので、最低限のことはこなしながら、いかにして負担を軽減するかを考えておくと良さそうです。
育休明けに向けて家族にも一員として自立した生活を促していこう!
産前は、夫の身の回りことを色々気を回してやっていたように思います(多分)。
「○○しておくの忘れちゃったな・・・」という時もあり、よく先輩から「旦那さんだって大人なんだから自分でなんとかするって」と諭されていました。
その時は「でも・・・」と感じていましたが、出産後、先輩の言っていることがよくわかりました。
ごめんねと思いながらを回したくてもできないことが多いんです…!
育休明けなんてとくに仕事と家事育児で手いっぱい。それはしばらく続きます。
気になる部分も人それぞれ。相手が身の回りのことに無頓着な人だったりするともう大変。
「奥さん、気を遣えない人なのかしら?」って思われてるんじゃないかとか考えたこともあります。
しかし、先輩の言うとおり〝相手だって大人〟。家族の一員なんですよ。
フォローし合うのは大切なこと。でも、相手をフォローするにはまずお互いに自立できた生活が営めることが大前提なんです。
じゃないと見当違いなことばかりし合っちゃってストレスになり、もういいや自分でやろうになっちゃうんですよ。
相手も意欲を失ってしまい悪循環です。
夫(妻や家族)にも意識を向けてもらうためには、やはり伝えることは大事だなと思いました。
ではどのように伝えればよいのかというと……
- 現状を把握してもらう
- どうして欲しいか具体的に伝える
- 自分の思いを伝えつつも相手の意見も尊重する
1.自分の今の状況を伝える
・育休明けの仕事のストレスでクタクタ
・体調や帰宅後の気力体力など
・やりたいけど手が回っていない現状
・自己嫌悪に陥っているつらさ
など、自分の思いをつとめて冷静に伝えてみましょう。
2.どうしてほしいのかを具体的に伝える
・家事をやっている間子どもの面倒を見てほしい
・帰宅後は家事育児を代わってほしい
・クリーニングは自分で出してほしい
・子どもの園のことを自分に任せきりにしないで一緒に把握してほしい
・自分のことは自分でできるようになってほしい
など色々あるかとは思います。
ポイントとしてはそれをその時だけ伝えるのではなく、その後もやって欲しいタイミングに声をかけ、やり方を伝えていきましょう。
「説明するより自分でやった方が速い!」と思う人もいるかもしれませんが、その時は時間がかかっても、後々はとてもありがたい行動へと変化していきますよ。
3.相手のやりかたも受け入れ、意見に耳を傾ける
相手にだって思っていることはあるに違いありません。
家族ではあるけれど違う人間です。考え方や気になるところも違います。譲歩し合いながら話し合うといいと思います。
- 相手が担ってくれた部分になるべく口出ししない
- 育児も必要な時以外はなるべく見守る
私はなかなかこれが難しくて、最初のうちは衝突して大失敗したことも多々ありました。
あまりの時はもちろん声掛けは必要です。
しかし、洗濯物が乾きにくい干し方だとか、食器の洗い残し、園の準備物を忘れているくらいは気になれば自分がさりげなく直したり最終チェックすればいいし、相手にも伝えた方がいいと思えばタイミング見計らってさりげなく伝えるのはアリかなあと思います。
以前は「やるからにはちゃんとやってもらいたい……」という気持ちで都度声を掛けていた時期もありましたが、それをやめたら最近は衝突はかなり減りました。
育児については危険が伴う時はしっかり伝えましょう。
言葉遣いや関わり方など気になる部分も伝えてもいいと思います。
ただ、段取りがうまくいかなかった、イヤイヤされてうまく進まないなどの時は、少し見守って任せることも相手にとってだけでなくお子さんにとっても必要なことだと思います。
私はそんな日々を繰り返しながら、今では役割分担の垣根も越えて、「家事・育児は子どもの様子を見ながらやれるほうがやる」「自分自身のことはお互いを気に掛けながらも自分でやる気持ちでいる」ようになりました。
ほとんどは自然な流れで行動していますが、時間に余裕がないと感じた時には声の掛け合いもお互いに増えた気がします。
「俺食器洗っちゃうからからママが子の歯磨きしてー」など、以前はなかった言葉が聞かれるようになりました。
フルタイム勤務になってからは体も心も余裕なくて本当に色々とやってもらい、頭が上がりませんでした。
それでも乗り越えられたのは、このスタイルと関係性を取っていたからこそだと思っています。
現在は私の働き方が変わり、逆に私の方が自然と多くを担っていますが、特に何も感じていません。お互いの意識があるだけで、こんなにも変わるんだな~と思いました。
今は、「私に何かあっても生活が回っていく」ことを目指しています。
子どもの衣服調節だったり物の置き場所や管理、予防接種時期だったりそういった細々したことくらいしかもう残っていませんが、大事なことです。
その都度「○○ここに入れたよー」「寒くなってきたけど子にはこの服でいいかな?」など会話を通して伝えていくようにしています。
もちろん夫じゃなきゃうまくいかないこともあるので、私も学んでいきたいと思っています。
子どもだって家族の一員!ひと工夫で自己肯定感や主体性がアップする!
育休明けで子どもがまだ小さいうちはもちろんまだ無理ですが、子ども自身も年齢や発達状況に合わせて色々と挑戦させていくといいですね。
- 自分の食器を片付ける
- 自分のゴミを捨てる
- 自分の遊んだものを片付ける
- 自分の衣服や布団を畳む
- 自分の洗濯物をかごに入れる
- お手伝いをする
etc…
年齢や発達状況に合わせながらできるところから進めていきましょう。
これはお子さんの成長のためにもなります。
ここでは自立を目的とするのではなく、家族の一員として、役割を持って生活することで自己肯定感にもつながっていきます。
そして“自分のことは自分でする”という意識は、自身で考え主体的に行動し、後々自立へのステップとなります。取り組もうとする姿勢を十分認めましょう。
甘えたい時もあるので、いつも挑戦させたり自分でやらせるのではなく、見極めて関わっていくことは大切です。
育児休暇中とはいえ、休暇と呼べるものではないほど忙しい毎日です。余裕があれば、少しずつでも取り入れていけると仕事復帰してからの結束間が変わってくると思いますよ。
仕事も家事も育児も完璧を求めない!
家事に関していえば、毎日できでいたことができなくなったり、どうやりくりしても時間が足りないと感じることもあります。決して甘えではありません。
正直仕事も「出産前みたいに働けると思わない方が良いよ」と先輩たちから言われていた通りで、「本当ならもっとできるのに・・・」「もっと気を回せるのに・・・」と言い訳ではなく心底感じて自分のキャパの狭さに悔しい思いをしたこともありました。
家事や育児とのバランスも難しくて、中途半端な自分に涙したこともありました。
割り切って仕事は仕事なんだから、という方法もあったかもしれない。でも私は家族を一番にしたい。だけど仕事は責任を持ってやるものだから、ちゃんとやりたい。気力と体力がない・・・。
夫の負担、増えちゃってない?子どもも余裕のない私に気付いてる・・・。みんなちゃんとやってるみたいだし、私って頑張れない情けない親なのかな?と葛藤の連続でした。
家事を時短にすることが最優先かなと行き着きました。
それまでもちゃんとできていたわけではないですが、栄養面や衛生面に配慮した最低限のことは毎日して、他のことは優先順位を決めておこなっています。
できる日にまとめてやっちゃうものや、曜日や日付で決めちゃうなどやり方はいろいろあります。
自分のペースにあわせてできるといいですね。
そして今は洗剤や掃除用具、家電製品など時短になる便利な商品がたくさんあります。
惣菜やレトルト、冷凍食品などもいいものがあります。
秒でも時短です!そればっかりに頼っちゃうのも良くはないのかもしれませんが、個人的にはそれで自分や家族の笑顔が1回でも増えるんだったらいいんじゃないのかなって思います。
時短した10分でも家族や自分のために使えると、心の満足度も変わってきますよ!
料理するにも、今ネットで検索すると、時短レシピってたくさん出てきますよね。
調理方法もこれでいけるんだ!みたいなものもあります。
洗い物少なくなったり、加熱時間短くできたりとか目からうろこです。手作りがいいなって人は調べてみる価値ありです♪
以前ブログでも紹介しましたが、曜日でざっくり献立を決めたりネットスーパーを利用するのも便利です。ミールキットのOisixもおススメですよ。
家事の動線や収納の仕方も見直してみるといいと思います。
いかにアクションを少なくして目的にたどり着けるか、がポイントです。
動きはどうか、物はすぐに取り出せるか、量は適切か、などチェックしてみるといいでしょう。
育児休暇中にちょっと頭の片隅に入れておくか、余裕があれば検討して取り入れてみると後々ラクかもしれませんね!私は取り掛かりがすべて遅くて、余裕なくしてから取り入れたので後悔しています。
まとめ:育休明けは自分だけで背負わず家族と生活の見直しを
育児休暇中、お子さんのお世話をして、ご飯作って、片付けて、お世話したらまたご飯作って、、、本当に毎日お疲れ様です。
育休が明ければ保育園や幼稚園の入園、仕事復帰とまた新しい生活がスタートします。
何とかはなるかもしれません。だけど、葛藤や心の負担を少しでも減らすだけで気持ちがかなり変わってきます。
今回の記事を読んで、できれば育児休暇中に頭の片隅にでも入れていてもらえたら幸いです。
Omochimameko.
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