これで正しい箸の持ち方になる!!~元保育士が伝授する箸へのステップアップ方法~

箸への移行 ステップアップ 未分類

こんにちは。Omochimamekoです。今回は、お子さんの箸への移行のポイントについてお話ししたいと思います。

保育園では2歳児クラスの終わり頃から箸を使い始めるところもあります。

「どうすればスムーズに箸に移行するの?」「どんなふうに教えればいいの?」「どんな箸を選べばいいの?」など、悩みますよね。ステップアップに大切なポイントと、使いやすい箸の紹介などしていきます!

最初の段階が重要!箸を始める前に大切なこと

まず初めに、スプーン・フォークを使って食事ができているかどうか?はかなりキーポイントになってきます。実はスプーンとフォークの持ち方にも発達に応じて色々取り組み方があるんです。

これを順序立てて取り組んでいくことが大切になってきます。

1.スプーンやフォークを上手握りで持てるようにする

手づかみ食べからスプーン・フォークへの興味関心を持ち始めたら、安全面に注意しながらグリップ付きのものを持たせてみましょう。

自分で食べようとし始めたら、『上手握り※1』で握らせましょう。まだ自分ですくうのは難しいので、食材をすくって置いてあげると、口に運びやすいです。

手で食材をスプーン・フォークにのせたり、手づかみ食べも並行して行いますが、見守っていてOKです。

2.スプーンやフォークを下手握りで持てるようにする

スプーンやフォークの上手握りでの食事が安定してきたら、次は『下手握り※2』に挑戦してみましょう。

一見使いにくそうに見えますが、子どもの発達上、これでいいのです。子どもは一気に段階を踏むことは難しいので、長い道のりになりますが、じっと待ちましょう。

3.スプーンやフォークを鉛筆握りで持てるようにする

下手握りで食材をスプーンですくったり、フォークで刺して上手に口に運べるようになったら、次はスプーン・フォークを大人と同じ持ち方で使ってみましょう。(『鉛筆握り※3)

この時期は指が器用に使えてくる発達段階でもあります。

このあたりから癖が付きやすい子も増えてきます。癖を正そうとすると、「自分で!」と意固地になるお子さんもいますが、「この持ち方ができたら箸を使えるよ~!」「お兄さん・お姉さんはどうやって持つんだっけ?」などとプラスに持っていくと意欲に繋がります。

いよいよはじめての箸に挑戦!!どんな練習から始めればいいの?

箸を使わせるとき、ついつい最初から普通に使わせてしまいそうになりますが、ここでもポイントです。

まずは1本だけ使って動かし方を教えます。1本の箸を人差し指と中指で軽く挟むようにして、鉛筆を持つようにします。2本の指だけで1本の箸を動かします。これは、そろそろ箸に移行しようかな……というあたりで始めておいてもいいかもしれません。

大人も一緒になって「トレーニングだ!」と盛り上げると効果的です。「いーち、いーち」の掛け声に合わせると楽しく取り組めますよ。

手首を動かさず、指だけを動かすことがポイントです。意外とこれが難しいんですよね。

うちの子は、逆の手で手首を固定しながら取り組んでいました。

1本だけのトレーニングができるようになったら、1本持ったところにもう1本を差し込んで2本持ちをします。食材をはさまず、その状態で動かしてみましょう。

箸の使い始めの時期にはこんなところを意識して取り組んでみよう!

箸を使っての食事が始まってからも、しばらくはスプーン・フォークも用意し、併用していきましょう。

箸を使う時間も、食事の最初から最後までは疲れてしまいますし、うまくいかず嫌になってしまうケースも少なくありません。「疲れたらフォークに換えてもいいよ。」と声を掛けると安心して取り組めます。

時間のない時や、お子さんが気乗りしていない時には無理して毎日取り組まなくてもいいと思います。朝難しければ、ゆっくり時間の取れる夕食時のみにしたり、休日のみにしたりでもOK。

正直、毎日毎回取り組んでいれば上達するかというと、特に子どもの場合はそうとは限りません。お子さんの様子に合わせて進めてみてくださいね!

お悩み相談!箸の取り組み、このような時はどうしたら良い?

箸への移行って、意識すればするほど悩みが尽きませんよね。

よくある橋の取り組みでの悩みを以下にまとめてみました!

1,まだ箸を使う時期ではないと感じているが、大人が使っているのを見て使いたがる。

これは大人のすることに興味を持ち、「やってみたい!」と感じる成長の一環です。大いに認めてあげたい反面、ちょっと困ってしまう場合もあると思います。

我が家では、子どもがフォークを使っている時期、家庭では一緒にフォークでの食事をしていました。子どもは「なぜ自分だけフォークなの?」ということもなく、むしろ一緒に持てることを喜んでいました。

持ち方も一緒に確認できますし、こちらがあえて教え込まなくても、自然と目に入り覚えちゃったという感じです。

和食にフォーク・・・客観的に見ればちょっと違和感があるかとは思いますが、気にならない方はぜひ参考にしてみてください!

2,周りの子は箸を使っている時期だけど、子どもは興味がない様子。食事自体が進まないので、箸で食事だなんて難しい。どうしたらいい?

これは、箸に興味がないのか、食事自体に興味がないのか、それとも、箸は食べづらいから使いたくないのか、食事の時間帯は適切なのか、甘えたいのか……など、原因を多方面から探っていきましょう。子どもであれば、行動の原因は予期せぬところに転がってたりするのです。

子どもの意欲って、その時間が楽しいかどうかで変わってくるのです。そこの声掛けを意識してみるといいですね。箸を使って欲しいからといってつい箸に向かう言葉掛けのみそがちですが、それだけではうまくいかないこともあります。

正直、「かっこいい箸あるよ!」「箸を使えたらおにいちゃんみたいで素敵だよ!」で気持ちが乗ってくれるのであれば、きっと今別に悩んでいないですよね。じゃあどうすればいいのか。

そういうお子さんには箸はさりげなく置いておいて、何も言わない。フォークでも食べられたことをまず褒めましょう。ただし、毎日箸を置くことは忘れない。触ってくれたらラッキー。親は喜びたいけど、声を掛けるとやめてしまう可能性があるのでその時は見守ります。

遊びの中で箸の使い方をまなぼう!!

上記以外の方法として、遊びの中で箸を取り入れるというのも効果があります。といっても食事用の箸で遊ぶわけではありません。遊び用の箸を用意します。

遊びで取り入れたら箸はおもちゃとして、食事が遊びになってしまうのではと心配される方もいらっしゃいます。

結論から言うと、10年以上保育士を続けていましたが、その分別をできない子はいなかったと思います。

箸で食事中ひとり遊びを始めてしまうという子はいますが、それはまた別の原因や理由だと認識しておりました。

心配せずに、お子さんと一緒に箸のトレーニングの一環として楽しんでみてください!

箸の上達に繋げられる『スポンジ運び』

『スポンジ運び』で用意するもの

スポンジ(食器洗い用ネットスポンジをネットから出したものでもOK!)

割りばし1膳

ビニールテープ

容器(おままごと用のお皿やトレイでもOK!余裕があれば空き箱などでキャラクターを作る)

作り方

1.スポンジを3cm角くらいでカットします。

(※誤飲などには十分注意してください!)

2.割りばしに1本ずつ、ビニールテープを巻きます。

できればお子さんの手のサイズ(手の大きさ+3cmがベスト)に合わせてみてください。

3.スポンジを入れる容器を用意します。

これは空き箱や100円ショップの容器などでもOK。余裕のある人は容器がお子さんの好きなキャラクターの口になるように作って食べさせてあげられる仕組みにするとより楽しめると思います!

箸でスポンジをつまんで容器に入れるという単純な遊びですが、箸への効果は絶大です。スポンジがつかみやすい素材なのと、ビニールテープが滑り止めとなります。

つまり、食事の時よりも簡単なんです。でも子どもにとって大事なのは、まず「できた!」の気持ちです。自信が持てれば実際の食事でも箸に挑戦する気持ちもわいてきます。

ただのスポンジに慣れてきたら、スポンジにキャラクターを貼り付けてみるなんていうのも盛り上がりそうですね!

※必ず保護者のもとで遊ぶようにしましょう。箸の扱いには十分注意し、特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、スポンジ等鼻や口等に入れないよう十分に気を付けて下さい。

初めての箸には「せいわの六角箸」がおすすめ!

今は色々な箸が販売されていますよね。

私が元保育士としておすすめするのは、ポポちゃんミミちゃんのマークが目印の、『せいわの六角箸』です。保育園でもよく使われていることで有名です。

我が子にもはじめて箸を使うときは絶対コレ!と決めていて、結局もうかれこれ3年以上お世話になっています。

せいわの六角箸のこだわりの特徴とは

六角箸、どこが六角なの?というと、上から見ると持つところが六角なんです。これは大きなポイントで、初めての箸でも持ちやすいんです!

よく小学校で六角鉛筆が推奨されるのと同じ感じですね。

そしてなんと重さや重心の位置まで研究されていて、つまみやすさや子どもの手への負担などが考慮されています。

木製で先に滑り止め加工もついています。

サイズは1センチ単位で買えるので、本当にありがたいんです!プラスチック製よりも間違って噛んじゃった時に折れにくそうなイメージがあったのも(これはあくまで個人のイメージ)せいわの六角箸を選んだポイントのひとつでした。

保育士時代からよく使っているお子さんを見てきましたが、ポポちゃんミミちゃんのかわいいキャラクター自体もどのお子さんも気に入っている様子でした。

カラーバリエーションも豊富でなので、好みに合わせられるところもいいところです。ケースも販売していますが、ケースのみ、箸のみで購入可能です。どちらが壊れても買えるところがいいですよね!

我が家は箸のみ購入し、ケースは別のキャラクターのものにして愛用中です。

小学生用や大人用もある(18cm以上はキャラクターなしのデザイン)ので、ご家族で取り組んでみるのもいいですね!

別のメーカーのものを購入する機会もありましたが、木製の物を買うようにしています。

でも、やっぱりこのせいわの六角箸がイチバンのお気に入りです!

まとめ:箸へのステップアップは食事を楽しむことが大前提

食事は育児においてデリケートな問題です。スルッと通り抜ける子もいれば、あの手この手を試してもなかなかうまくいかない子もいます。

特に保育園や幼稚園など集団生活をしていれば、求められてしまうのが現状です。うまく進まなくても焦りは禁物です。私は箸を使うことに集中するよりも、食事を楽しむことの方が大切だと思っています。

ただ、箸を持てるようになったことで食事が進むようになったという子もいます。

大人が予想していないような方向性からのアシストでクリアすることって多いですよね。

今回の記事を参考に、色々試してみてもらえたら幸いです。

Omochimameko.

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