皆さんこんにちは。Omochimamekoです。
保育園入園に向けての通知や面接の案内が届いたとはいえ、面接って言われると何だか緊張しますよね。保育園の入園面接はお子さん同伴というところがほとんどです。
緊張せずありのまま話をしておけば問題はありませんが、面接のイメージがあるのとないのとでは全然違いますよね。
今回は元保育士としての体験をもとに、面接ではどんなことを聞かれるのか、持ち物は必要か、服装はどうすれば良いのかなどについて解説していきます。
保育園の入園面接とは?何のためにあるの?
そもそも入園通知書が届いたのになぜ入園面接が必要なのでしょうか?
保育園の入園面接は、市町村を介して入園することになった保育園と面接をします。あらかじめ日時指定があり、時間差で呼ばれることが多いようですね。
なぜ保育園の入園面接が必要かというと、大切なお子さんについて直接顔を合わせてきちんと共通理解、情報共有をしておくためです。
保育園に通い始めると、保育園は生活の大半を過ごす場となります。お子さんの気持ちの安定や身を守るためにはとても重要なことなのです。
保育園入園面接は主に園長先生や主任保育士と行なわれることが多いです。
保育園入園面接の時の適切な持ち物や服装は?
“面接”と言われるとかしこまった感じがしますよね。
しかし最低限のマナーさえ守っていればそこまで固く考えなくても大丈夫です。
さっそく保育園面接時のポイントを見ていきましょう!
保育園入園面接の服装のポイント
ビシッとスーツで……と思いがちですがあくまで保育園の面接ですので、私服でOKです。清潔感のある少し気を遣ったコーディネートであれば問題ないかと思います。
保育園の方針で裸足保育を推奨しているところもありますが、保護者は例外です。靴下やストッキングはマナーとして履きましょう。
保育園入園面接時の持ち物
入園面接時の持ち物は、ボールペンやメモ帳があると何かメモを取る際に便利です。
また、書類を配布されることもありますので、ファイルやA4が入るバッグがあると便利です。
小さいお子さんの場合はママバッグやママリュックを持参したいという方がいると思いますが、問題ありませんので、そこに入るならば必要ありません。
もし必要であればスリッパを持って行っても良いかと思います。
事前にシュミレーション!保育園の入園面接ではどんなことを聞かれるの?
一番気になるところはここですよね。
保育園の面接で主に市町村に提出した書類に記入した時の補足事項が聞かれることが多いです。
提出書類を記入してから月日が経過しているので、お子さんの成長や様子で変わったところも多いでしょう。そういったところも聞かれると思います。
お子さんのおうちでの様子
どんな遊びを好むのか、誰と過ごすことが多いのかなどを聞かれます。
その際、乳児期であれば歩行やハイハイ、人見知りなどについても触れられることがあります。
その子のことをよく知ることで、保育園でもお子さんとの信頼関係を築くこと、より良い安心できる環境を整えるためです。
子どもの健康状態について
既往歴や現在治療中、経過観察中のものについてはもちろん、市町村や病院での健診で何か伝えられたことなどがあれば話しておきましょう。
大きな怪我や脱臼についても、園でより気を付けられるようにするためには面接時に伝えておきます。
また、熱性けいれんを起こしたことがあるかどうか、鼻血が出やすいなども予め知らせておきます。
気になることはどんな些細なことでも伝えてOKです。
授乳や離乳食の状況について
離乳食時期であれば、面接で現在何回食であるか、どんな形状の物を食べているかなど聞かれます。
子どもの発達に応じて入園までの離乳食のすすめ方について目安を伝えてくれるところもあります。
また、授乳中であれば、哺乳瓶で飲むことができるか、ミルクの使用はOKか、母乳の場合は冷凍母乳持参、もしくは授乳しに来れそうかといった部分なども聞かれることがあります。
哺乳瓶を使用している方は、メーカーや吸い口の形状、サイズなどを聞かれることがあるかもしれないので、覚えておくといいでしょう。
迷っている項目があればその旨を伝え、電話連絡や入園説明会の時に答えるなどでもいいかと思います。
食物アレルギーの有無について
入園面接時の一番大切な事項として、年齢問わず食物アレルギーの有無は必ず伝えます。
食物アレルギーがある場合には、除去食が提供されます。配膳ミスや誤食を防ぐために給食室だけでなく、園の職員全体で把握する必要のある事項です。
その中でもお医者さんの診断結果を基に“完全除去”“加熱加工品であれば可”“生産ラインでもNG”“食品に触っただけでもNG”などといった細やかな部分も話しておきましょう。
アレルギーの数値も程度の目安になるので伝えておいた方が良いです。
もしアレルギーが出てしまった場合の内服薬の有無やエピペンの使用有無、かかりつけ医についても情報共有できるようにしておきましょう。
保育園入園後には診断書が必要です。しかし、園指定の診断書が用意されているところも少なくありません。どのような手続きが必要であるかを確認しておき、入園説明会の時には貰えるようにしておくと良いでしょう。
離乳食期でアレルギーの有無がわからない場合は、家庭で食べたことのあるものを給食として提供するのが大前提ですが、アレルギーの強いものはまだ試していないのでまだわかりませんと伝えましょう。
その他食事面で気になること
年齢問わず咀嚼や嚥下機能が弱いと感じる時や、歯の治療などの影響が食事に出そうな場合にも面接で伝えましょう。
最近よく聞かれるのが『乳糖不耐症』です。消化酵素の欠乏により乳糖が消化できない状態のことを指します。
母乳やミルク、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして下痢をしてしまうけれどアレルギーではないという場合は、乳糖不耐症の可能性があります。この場合にも伝えておくことで対処可能になります。
オムツの使用やトイレなどの排泄面
オムツを使用しているかどうか、園の方針によっては布オムツか紙パンツかを確認されることがあります。
また、もともと便秘がち、便が緩めなどについても健康状態を把握するために大切な情報となっています。
排泄面については特にお子さんは気持ちの不安定さ等にもつながるので、面接時にわかっていることは情報共有しておきましょう。
睡眠
これは乳児期のお子さんが確認される事項です。
午前寝や夕寝が必要かどうか、どのくらい寝ているかなどを聞かれます。
一人一人に合った保育を行なっていくために面接で聞かれる事項です。保育園入園後も生活リズムを整えていく段階に向けてこまめに伝え合えるといいですね。
保育時間・主な送迎者
何時くらいに登園してお迎えに行けるのかは、仕事の時間に合わせて予め想定しておきましょう。
その際、誰の送迎かも伝えておきます。時に祖父母やサポーターさんの送迎になる場合には曜日や時間帯もわかるといいですね。
これは防犯上の面で重要になってきます。保育園入園面接に参加していない方の送迎の場合には顔合わせが必要な保育園もあります。
保護者以外の協力者
保護者以外で協力できる人がいるかどうかについても聞かれる場合があります。
例えば、急な発熱や怪我でもお迎えが困難な時や慣らし保育期間中に仕事復帰している場合などにお迎えに来られる人がいるかどうかです。
また、災害時なども協力者がいると心強いのは確かです。
公共交通機関の停止や渋滞なども考えられます。
我が家は連絡先の欄に保護者だけでなく、祖父母の連絡先も書くようにしています。
延長保育や土曜保育が必要かどうか
また、仕事時間によっては延長保育や土曜保育が必要になってくる場合もあります。
必要な場合は申請が必要です。
慣らし保育について
保育園に入園・入所後は“慣らし保育”というものがある場合が多いです。
まずは1時間程度から通い、少しずつ慣れていけるようにするシステムです。
保育園として日程の目安があります。日程調整や、もし仕事復帰していて送迎が難しい時はどうするかなどについて聞かれます。
まとめ:保育園入園面接はどんどん話してOK!お子さんが安心して過ごせるための情報共有の場
保育園面接は緊張するもの。実は園長先生や主任先生だってそわそわドキドキするものなんですよ。
気張り過ぎず肩の力を抜いて、堂々と笑顔でお子さんのこと、仕事のこと、送迎のことなどお話ししてください♪
些細なことだと思っても、お子さんの大切な情報です。園長先生や保育士さん達はどんな細やかな情報でもウェルカムですよ。
面接では保護者からの聞き取りがメインとなりますが、気になることがあれば遠慮なく質問してみましょう。
保育園側も保護者側もベクトルは一緒、『子どもの健やかな成長のために』ですからね!
Omochimameko.
コメント